俳優の紹介
門平 善照(かどひら よしてる)。映画で男側の主要人物。20歳の大学生。日本人。細身。
美雪 雪音(みゆき ゆきね)。映画で女側の主要人物。20歳の大学生。日本人でロングヘア。きゃしゃで胸はCカップ。
宮本 言左衛門(みやもと ごんざえもん)。映画で門平の親友。20歳の侍。日本人。刀を所持。ボサ髪のチョビヒゲ。
リアナ 恵子(りあな けいこ)。映画で美雪の親友。20歳のお嬢様。外国人と日本人のハーフで、巨乳。体型はスマート。
萌美(もえみ)。映画で殺人鬼(悪役)の立場を取る主要人物。6歳の妖精さん。幼女。小柄で、金髪碧眼。ロングヘア。普段着は白いワンピース。
因幡 雄介(いなば ゆうすけ)。ノベライズの最後に解説を加えるライター。俳優として登場することはない。(と思う)
今回の作品紹介
映画『ハンティングパーク』を紹介
あらすじ
殺人トラップだらけの公園に閉じ込められた人々の恐怖を描いたサバイバルスリラー。
銀行強盗犯の人質となり、車で山奥へ連れて来られたビビアン。しかし謎の男に狙撃されて強盗犯は死亡し、ビビアンも薬を嗅がされて気絶してしまう。
目を覚ました彼女は、自分が鉄柵で囲まれた広大な敷地内に閉じ込められていることに気づく。そこは殺人鬼が拉致してきた人たちを様々な殺人トラップで狩って楽しむ、恐怖の虐殺公園だった。
ガスマスク姿の殺人鬼に人々が惨殺されていく中、逃げ惑うビビアンはさらに恐ろしい光景を目の当たりにする。
主人公ビビアン役に「ラスト・エクソシズム」のアシュリー・ベル、殺人鬼役に「コンプライアンス 服従の心理」のパット・ヒーリー。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2017」上映作品。
ケツに入りしもの【チャットノベル】
私は玄関のドアのそばに隠れる。
近くにあった、棒付きキャンディーを手に持つ。
戦争で百人もの白人を一騎当千した、駄菓子屋のおばあちゃんが言っていた。
やられる前に、やれ。
破壊的な興奮が私を包む。
玄関のドアが開いた。
棒付きキャンディーを、おもいっきり入ってきた人物に突き立てる。
「おうっ!?」
ゴトッと、倒れたその人物は、見知らぬ警察官だった。
……あれ?
ポカンと、けいれんする警察官を見下げる。
えっ? これ? もしかして、やっちまった?
警察官はピクリとも動かなくなった。
息を吸い込む。落ち着く。解決策を思いついた。
妖精さんのせいにしよう。
口封じのために、やつをやらなければならない。
床に何かが転がった。
丸いキャンディーだ。
やつがきた!
キャンディーは床下の穴に転がっていく。
地下室がある。
そこに誘い込んで、やっちまえばいい!
どこ狙ってんのよ、くそ野郎!
と、挑発しておいて、地下室に飛び込んだ。
中は意外にも広く、廊下が続いていた。
あめ玉が連射されて襲いかかってくる。
うそっ!? 連射機能があるだなんて聞いてない!
待ち伏せてヤルつもりだったけど、さすがに数が多すぎる。
逃げ出して、通路を走っていった。
黄土色の照明が天井で揺れている。
あめ玉がようしゃなく身体をたたいた。
殺傷能力はなくても、痛くて死ぬ!
たまらず捨ててあった布をかぶって、隠れた。
銃を持ち、ガスマスクをかぶった萌美が歩いてくる。
戦争は楽しいです。生きる充実感を与えてくれます。勲章には、なんの意味もありません
萌美が何か訳のわからないことをつぶやいている。
戦争? 妖精は何かと戦争していたの?
足音が近づき、そして遠くなっていく。
チャンスだ!
布を投げ捨て走りだす。
やってやりますよ! あいつにキャンディーを食わすんです!
萌美があめ玉を撃ってきた。
戦争をしているつもりなの?
妖精に何があったのかわからない。
はうっ!?
ケツに何かが入った。
あめ玉だ。
悲鳴を上げると、天井が崩れ始める。
ええっ!? なんでこんなにモロいのっ!!
萌美の声が途切れる。
土に埋まったのか?
この世は奇妙だ……この世は奇妙だ……この世は奇妙だ……。
あっ、やばい。幻聴まで聞こえてくる。
走り続けていると、光が見えてきた。
外だ!
私はケツにはまったあめ玉の怒りを込めて、木製で壊れたドアを蹴り上げた。
太陽が私を照らしている。
妖精から逃げ切れた。
湿った空気が乾燥していく。
やった。助かったのね。
喜びの笑いを上げたあと、私は野ぐそしようと思った。
後日、私は警察に通報。
妖精だと言ったら、頭がおかしいと思われるので、凶悪な殺人犯としておいた。
警察が捜査したものの、埋もれた地下室から遺体は見つからなかった。
萌美は行方不明のままである。
ハンティングパーク【了】
『ライターのコメント』
話の流れはこういう感じで、まあB級ホラー映画ですね。グロはたくさんありますが、ストーリーはかなりわかりづらいです。暇なら観てもいいんじゃないでしょうか?(こういう映画もあるんだなぁ~という思いで)