パーソナリティの紹介
門平 善照(かどひら よしてる)。メインパーソナリティ。男性。20歳の大学生。冷静なツッコみ役。たまにオネエになる。
美雪 雪音(みゆき ゆきね)。メインパーソナリティ。女性。20歳の大学生。映画の冒頭を紹介する。ほぼ暴走している。
宮本 言左衛門(みやもと ごんざえもん)。サブパーソナリティ。男性。20歳の侍。 日本人。刀を所持。ボサ髪のチョビヒゲ。
リアナ 恵子(りあな けいこ)。サブパーソナリティ。女性。20歳のお嬢様。まじめでおっとりとしている。
萌美(もえみ)。サブパーソナリティ。6歳の妖精さん。幼女。 小柄で、金髪碧眼。ロングヘア。普段着は白いワンピース。
因幡 雄介(いなば ゆうすけ)。大学生たちをたこ焼きで雇っている人。たまに備考で出てくる。
今回の作品紹介
電子書籍『神様の成り損ね』を紹介
あらすじ
超高層巨大建築物バベルの最上階で、シユウは目をさました。壁には『下におりるな』という文字。記憶を失い何かわからないでいると、突然女子生徒の悲鳴が上がった。
あったのは異形の者の死体。外は白い霧。いたのは異様なモノ。
絶望からの脱出が始まる。
感想
うふふふふ。リアナ恵子です!
すずしくなったでござるなー。宮本言左衛門でござる。今日はどうしたでござるか? やけに機嫌が良いでござるな?
さっき美雪ちゃんと会ったんだけど、青い顔してスタジオでてったの。その顔がおかしくって(言左衛門に向かって手をひらひらさせる)
ほほう? どうしてでござろうな?
ここだけの話なんだけど、美雪ちゃん、ドアの隙間から宮本君ながめてたのよ。これってもしかして……(きゃっ!)
(頭をがばっと机に伏せ)殺される!!
えっ!? そ、そうじゃないと思うけど……
去年、リアナ殿からもらったアップルパイを、美雪殿の分まで食ったのは拙者でござる! おのれまだおぼえておったか! 殺られる前に殺らねばならぬわ!!
(平常心に戻り)はーい。同人誌紹介いくねー。(聞かなかったことにする)タイトルは『神様の成り損ね』。長編小説ね。ジャンルはSF系パニックサスペンス。デスゲームっぽいんだけど、ジャンルがわかりやすいので、パニサスって言ってるみたいね
わかりやすさは大事でござる。特にホラーでもござらんし、なんかそう言っとけば強そうに感じるから、そうジャンルを定義してるだけでござるな。因幡殿!!
冒頭。少女たちが『何か』と銃撃戦してるわ。セーラー服を着ているから、学生かしら? 場面が変わって、主人公のシユウ君が目をさますの。彼は記憶がなくって、生徒手帳から自分の名前を知るんだけど、突然女の子の悲鳴が聞こえてくるのね。彼女がヒロインのマリちゃんね
記憶をなくしたところからの目覚めは、デスゲームではよくあるパターンでござるな。ここでたいはんの読者はミスリードされるのでござる
マリちゃんが出てきた部屋には、異形な者の死体があるわ。文章じゃ、何かよくわからないものね。そのあと、トバリ君が出てきて、シユウ君はマリちゃんと部屋を出ていき、建物内を探索していくんだけど、これまた異様な化け物たちが襲ってくるのね。どちらかというと、モンスターパニックっぽい内容かしら?
その系統でござろうな。その後の主人公やヒロインをふくむキャラの違和感ある行動も、最後で納得という形で終わるでござる。『ああ~、それでこのタイトルね』といった
最初は暴力的なゲームの影響かしらー、ホラーはやだー、って思ってたんだけど、中盤あたりから不思議な現象の連続なのよねー。この建物ってなんなのかしら? って思ってて、途中でかわいそうなことが起こって、泣いちゃったんだけど、終盤で『えっ??』なのよねー。ラストで、あー、だからSFなんだー、って感じで終わっちゃう話なの。あんまりくわしい内容を言うと、ネタバレになっちゃうから、あいまいでごめんね
わかりづらい物語でござるな。ライトノベルっぽい要素がありつつも、デスゲーム形式で、SFでござるからな。精進せえよ! 因幡殿!!
残酷描写はあるものの、どちらかっていうと、謎を解くというか、なぜこんな状況になったのか謎を追うって感じよね。そんなにハードSFみたいな科学的考証もないし、ホラーみたいなこってりとした残忍描写もないので、人間ドラマがあるから気楽とはいかないけど、ぜひ読んでみてください
地球を支配せよ! ところでリアナ殿――美雪殿はいずこに?(刀をすっと取り出す)
そんなことをしてはだめよ!
止めるでない! 今殺らねば、いつ殺るのだ!
違う! あなたが殺されてしまうわ!
……ママっ!(泣く)
よしよし、大丈夫よ。うふふふふ(なんかちょっと楽しい)